韓国ツアー:真夏のアツアツ韓国探訪~キム先生に会おう~

皆さん、こんにちは。はじめまして。韓国コンタクト担当のチェ・ヨンジンと申します。韓国からやってまいりました留学生です。現在都内の4年制大学で勉強しながらフジムラコンテンポラリアートの韓国翻訳およびほかの業務を担当しております。宜しくお願い致します!

 

今回のレポートは「真夏のアツアツ韓国探訪~キム先生に会おう~編」です。対馬海峡と日本海を間に置く韓国と日本。 距離上ではどの国よりも近いですが文化の違いはかなりあります。

 

私たちの韓国探訪は今回で2回目。前回は気温がマイナスまで下がる冬でしたが、今回は太陽の光がさんさんと照る暑い韓国です。その熱々の現場をご案内させて頂きます。どうぞ、お楽しみください!今回の韓国探訪は二つの大きいテーマに基づいて行われました。

・ガピョンにあるキムソングン先生のアトリエに訪問。キム先生の人生とその思想と作品世界を理解する。
・韓国ソウルの観光ルート企画、発掘

 

1.キムソングン先生との再会

キム先生のアトリエは京畿(キョンギ)道(ド)加平(ガピョン)というところにあります。ガピョンはソウルの東の方に位置し、 日本の軽井沢にあたる休養地エリアで、まだ開発されていないところがたくさんあり、自然がそのまま残っている点でも有名です。

私たちはソウルの先生の自宅で先生に会い、先生の車に乗ってガピョンへ向かいました。先生のアトリエについた瞬間、私は先生の作品が目の前に開かれるような感じを受けました。絵の背景になる青空、しらかばの木、古い麦わら帽子など、先生の作品を連想させる風景が私の目の前に現れてきました。久し振りに田舍の故郷に帰って来て喜ぶ子犬を撫でながらテラスの椅子に座って日が暮れる湖を眺めて想念に掛かる芸術家の姿… まだ芸術に対してはまったく不足な私にまでも詩想が浮び上がるほどの素敵な姿で、それ自体で一幅の絵画作品でした。

 

先生はこの地域に生まれて高校時代までの生活を過ごしました。画家として成功してソウルで生活をしている今もお子さんたちに自然の大切さを教えるために, 家族と一緒にいる時間の楽しさを教えるために、1週間に 2,3回は必ず家族と一緒に車でアトリエに立ち寄るそうです。建物及び周りの工事ももちろん全部先生が計画して建てました。現在も建築中の小さい建物があり、先生に何のための建物かお聞きしましたが、それは息子さんへの秘密のプレゼントだそうです。

 

 

 

 

今回先生との待ち合わせの中、色々なことについて話し合いながら作品にこもっている先生の思想、人生の歩んだ足跡についてよく分かるようになりました。特に今の「セサンバクロ」作品製作以前の2003年以前の先生の作品スタイルを観覧できたのは先生の作品全体をより客観的に理解、作品を本心で楽しめるようになれたと思います。

 

 

2.ソウルの観光ルート企画、発掘

ソウルは600年以上という長い歴史の間政治・経済・文化の中心地としての役割を果たしてきた韓国の首都です。ふと見れば東京とたくさん似ていて外国という実感がわきませんが、美味しい!面白い!そして不思議な!町です。ソルロンタン、サムゲタン、キムチ鍋、韓国伝統お菓子など、色々な料理を試食、その味を比較しながらガイドブックには出ていない純粋な韓国の趣、韓国の味を見つけるため取り組みました。

 

 

* 永遠のPALACE -昌徳宮(チャンドックン)
一番印象に残った場所は最後の日に向かった世界遺産の昌(チャン)徳宮(ドックン)です。昔は人の出入りが厳しく禁止されたところで、朝鮮王朝最後の王妃様が1989年まで実際に住んでいた所でも有名です。

1405年に建てられた宮殿で、1997年にはユネスコの世界遺産に登録されました。私の行った時にも韓国人観光客だけではなく、日本人、中国人観光客の人数も多く、最近の世界遺産ブームを実によく感じられました。約 1時間半分を歩くうちに額には汗がにじみ、足が痛くなり始めましたが、雄大壮厳で美しい宮殿と庭園を見ながら、 そしてガイドさんの案内を聞きながら私の目はいつのまにか心のシャッターを絶えず切っていました。

 

韓国は日本とは違って町中に自動販売機がほとんどありません。昌(チャン)徳宮(ドックン)でも喉が渇くと、癖のように自動販売機を探してしまいましたが、どこにもなく、やっと外国にいるという実感がわきました。もちろん自動販売機がないので気軽にドリンクを飲めないという不便はありますが、指定された場所だけのドリンク販売は、ごみが増えるのを防いでくれるといういいところもあると思いました。

 

 

 

 

* 韓国の激辛、アツアツヘルシー料理スペシャル
韓国の料理といえばやはり辛みですね。しかし全然辛くないながらも全身をほてるようにしてくれる料理が韓国にはあります。韓国料理は日本料理と同じくその歴史が古いです。 長い歴史の中で材料と材料間の相性、料理法による味の変化、海外料理とのフュージョンなどを繰り返えしてきた結果、今日の韓国料理が誕生しました。韓国料理(本場)の特徴と言えば・・・

第一、 おかずの種類が多くてその量も多い.
第二、 おかずはお代わり自由、無料
第三、キムチが基本メニューで必ず出る、その味も店によって全部違う
第四、肉がメインながらも各種おかずと料理に添加される野菜を食べながら栄養バランスを合わせる

 

 

最近は韓国料理も世界化に成功し、日本でも韓国料理を手軽に食べることができます。今回私たちが訪れたお店はサムゲタン専門の「土俗村」、ソルロンタン専門の「神仙ソルロンタン」、とり肉煮込み専門の「明洞(ミョンドン)チムダック」です。
料理を観察、試食しながら韓国料理はどんな料理でも野菜が3種類以上は必ず入るという事実が分かりました。もちろん他国の料理にも野菜はたくさん入りますが韓国料理は野菜がたっぷり入っていながらもどんな種類が入っているのかひと目で分かるという点、 そして野菜の味が一つ一つ感じられながらも全体的な味の流れを邪魔しないという確かな特徴があります。ますます暑くなっているこの夏に味がさっぱりしながらも汗をかいてしまう冷麺を一杯食べて元気を出して見るのはいかがでしょう?

 

 

 

 

* 伝統と現代の出会い -インサドン-
インサドン通りを歩いてみるとすぐ「浅草の仲見世通りに似ているなぁ」というところに気がつきます。無理もないです。本当にインサドンと仲見世通りは似ています。まず、直線距離がほとんど同じです。仲見世通りの雷門から浅草寺までの距離とインサドンの入り口から出口まではインサドンの方が180M長いです。しかし歩いてみたらその差はほとんど感じられません。そして伝統お土産、食べ物、美術品のお店が多いというところも一緒です。

今回私がインサドンに行って感じたのは、インサドンも浅草も観光地ですが、インサドンの場合は韓国人の若者の割合が非常に多いという点です。 インサドンは伝統だけではなく「韓国現代美術のメッカ」としての役割もありますので美術に関心が多い若者達の足が途絶えないのです。

最近は、伝統をくだらないものとして捨ててしまわずに、現代美術と繋いでみようとする動きが美術界で現われています。インサドンは韓国美術界で益々重要なところになると言っても過言ではないと思います。