IRON WORKS SHOW~鉄の芸術~作家の肖像/KIM MIN HEE

「IRON WORKS SHOW~鉄の芸術~」最後となる第3回目のレポートは、これらの作品を生み出す芸術家<KIM MIN HEE>についてお届けします。芸術の世界では、様々な芸術家が自由なアイデアの基、日進月歩新しい作品を生みだしています。それは見る者の心を刺激し、新しい世界へと誘います。

そんな芸術家達の中でも、自分が操る画材・素材を原子レベルにまで入り込み研究し、表現する芸術家は稀ではないでしょうか。今回は「KIM MIN HEE」のバックグラウンドをご紹介します。

 

1996年韓国中央大学工芸学科首席卒業。1998年同大学院卒業。2001年同大学大学院デザイン学科入学。2007年同大学大学院卒業。博士号取得。現在、韓国中央大学工芸学科教授、韓国工芸学会理事‥他。つまり、芸術家としても研究家としても第一線で活動しているのです。全てを知り尽くしているからこそ、表現できる世界がそこにはあるのです。

 

アトリエ。ここから全てが生まれています
アトリエ。ここから全てが生まれています

 

 

糸のこぎり。15年以上愛用しているもの。今では作品の制作に欠かせない大事な存在になっています。どんな最先端の道具よりもシンプルなこのタイプが一番だと先生は言います。この糸のこぎりを使用し金属版切断、作品の形を作っていきます。

 

 

手動練磨式クリーナー機。化学薬品の液体と無数の小さい金属玉が入っている本体の中に金属を投入。ぐるぐると回転させて金属に自然の光を取り戻させます。

 

万力。厚みを調節
万力。厚みを調節

 

トーチ(大型バーナー)
トーチ(大型バーナー)

 

電動ドリル
電動ドリル

 

先生は自分の制作活動についてこのように語っています。
「私は冷たい金属を加工する人間である。金属を鉄鎚で叩き、形を変える行為は私にとって人生をたたく音であり、エネルギーを吹き込んでくれる重要な要素の中の一つである。私のはいつも冷たい金属版とつまらなく見える素朴な石、紙をとめどなく眺める行為から始まる。そしてそのような行為を通じて私はその材料が世界に伝えようとしている様々な美しいイメージを視覚的、聴覚的言語で具体化させることに没頭する。たとえ冷たい金属でもポカポカ暖かな存在に生まれ変われるよう願いながら…」

 
普段の生活の中で、私たちなら気付きもしないとても小さな世界に目を凝らし、心を傾け、その想いを形にすることに全ての情熱を捧げているのです。そしてまだ誰も目にしたことの無い新しい作品を生みだしているのです。

 

如何でしたでしょうか?「IRON WORKS SHOW~鉄の芸術~」レポート、3回に分けてお送り致しましたが、手のひらサイズの小さなオブジェの中にまだまだお伝えしきれていない、魅力・こだわりが数多くあります。この続きは、当ギャラリーで本物をご覧頂き、触れて頂き、感じて下さい。全作品公開中です。

現在、大変数多くのお客様方にギャラリーまで足を運んで頂いています。皆様、お誘い合わせの上、お急ぎ、来店下さいませ。