あのウレ・リトゲンが本当にやってきた!

皆様こんにちは。度々登場しておりますイベントプランナーの武藤です。

去る6/30(火)、遂に彼が当ギャラリーに来場してくれました!もちろん予定通りである訳ですが、実際に彼の姿を見るまでは「本当にココに彼がやってくるのか?」と何故か半信半疑、以前からファンであった僕は朝から緊張で何だかフワフワした感覚で今ひとつ落ち着かなかったと正直に告白させて頂きます(笑)。

その彼とは…そう、皆様ご存じのFAIR WARNINGウレ・リトゲン画伯です!

 

 

今回のイベントでウレ・リトゲン画伯はトークショウの間、時に立ち上がって作品の近くまで行くなど一つ一つの作品について熱心に解説、考え込んで言葉を慎重に選ぶ場面もあり、お客様方の質問にも一生懸命に答えて頂き、スタッフ一同感動した次第です…いや本当に。
さて、ボリューム満点のトークショウの中から抜粋して、その内容をお伝えしたいと思います。

 

”And Earth Below”
”And Earth Below”

 

このテンプル・オブ・ライト・シリーズは20作程のアイディアがあるそうですが、現在出来上がっているのは5作。
アイディアをどのモチーフに合わせるかは現在進行中だそうです。この作品は夜明け前で、光は全てを現実のものにする物であり、光によって全てがはっきりと見えるとした上で、水と光は重要な要素であり、何故なら全てをはっきりとさせ生命を与える物とコメント。
またどの作品にも光は効果的に使われており、自身の作品について、全てシンボリックな物が中心でそこからストーリーが生まれ、そのコンセプトは制作前から考えているのではなく、制作中に出てくるものとコメントしていました。

 

 

”River Of Oblivion”
”River Of Oblivion”

 

ウリ・ジョン・ロートのピアノソロである「The Aquila Suite」12曲に合わせた絵画を描いて欲しいと依頼を受けて制作した、その名も「ザ・アキィラ・スィート・シリーズ」の中の1作。
このシリーズについてウレリトゲン画伯は、抽象的な音楽であった為に制作するのは大変だと感じたそうです。

 
すぐインスピレーションが沸いた楽曲もいくつかあった様ですが、「どう形にするか迷った…。」とコメントしている事から、制作にはかなり苦労された様です。この作品については、ギリシャ神話に出てくる”死ぬとスピリチュアルな存在になる”と言う話から、違う次元の意識レベルになる過程を描いたものであり、モチーフである船は魂、周りの雲に関しては、そこにあっても触る事が出来ない”現実だが非現実的なもの”とコメントしていました。

 

 

“Evening Wing”

 

ここに描かれているのは静かな海の様ですが、それが海か湖かは重要ではなく、そこに水がある事が重要である様です。水平線に沿って対比するかの様に描かれた水の反射によって光をより美しく表現し、鳥(スワン)は自分の魂の象徴として描いていおり、また鳥(スワン)はインスピレーション、純粋な部分の象徴だとコメント。
また作品全般について、ウレ画伯自身も違う時間や雰囲気の中では見方が変わり、皆さんの解釈がウレ画伯の解釈と違っても、「自分の解釈を大切にして欲しい。」との言葉が印象的でした。

 

 

”DREAM IN DREAM”

 

ジーノ・ロートの書いた詩を元に描いたという「ジーノ・ロート・シリーズ」の中の1作。作品はそのジーノの詩と“対”になっており、詩を語ってしまうと詩の世界に引っ張り込まれてしまうので詩については語らない様です。因みにジーノ・ロートが書いたという詩は現在未公開。
と言う事で別の形で作品についてコメントをして頂きました。

 
ある人が散歩をしている。そして何かを探しているが、それが何かも明確ではない。
でも、その人にとってはとても楽しい散歩。
その楽しい散歩の途中に水のある所で休憩をしている。
散歩しながら自分の世界に入っていて、例えば”今何時なんだろう”と思い時計を見たりすると現実的になってしまうもの。ひとつの小川に沿って辿り着き、リラックスして休憩している場所で、湖は小川が終結した湖である。
そしてこれは平和のシンボルである。

 

 

“UNDER A DARK SKY”

 

今回の目玉作品!昨年リリースされたウリ・ジョン・ロートの同名のアルバムのアートワークに使用された作品です。
街並みにはピラミッドやエッフェル塔などが描かれ、これは現在の我々の世界の象徴となってます。そして空を覆い尽くす様な雲は我々の世界への脅威であり、キリスト教の世界観では虹を神と人間を結ぶ橋であり、神が人間を救う象徴とされていますが、その虹が脅威である雲を抑えています。そして空に描かれた人物はキリスト(=救世主)。この作品は我々人間に対する”警告”と、これから”どうすれば良いか”を表しているのだそうです。

 
その他、参加者の質問にも答えてくれましたが、「どんな時に絵を描きたいと思い、どんな時に音楽を作りたいと思いますか?」との質問には、特にハッキリとした境界線は無く、ただ日常的(例えば買物など、現実的な事に追われてる時)な時はクリエイティブにはならないとコメント。クリエイティブな時は自分の時間を持って、山に籠った様になると答えてくれました。また絵画のクリエイトについては葛飾北斎の名前を挙げ、富士山がモチーフで他は色々である様に、シンボルを多面的に見て行くのが気に入っているともコメントしていました。

 

本日はほんの一部ですが、ウレ・リトゲントークショウから一部抜粋してみました。

ウレ画伯にとって、画家としては今回が初のイベントであり、我々にとっても初のウレ・リトゲン画伯をお迎えしてのイベントだった訳ですが、参加者の皆様、楽しんで頂けましたでしょうか?ウレリトゲン画伯は翌朝ドイツに帰国されましたが、今回のイベントを大変喜んで頂いて、また楽しんで頂いた様でした。

必ず、次回もウレ・リトゲン画伯をお迎えしたイベントを開催したいと思っております!