「2010年のキム・ソングン」変わり続けるアグレッシブなアーティスト‐その2‐

前回はキム・ソングン画伯の過去の画風の変化についてご案内しました。
今回は、キム・ソングン画伯の絵画作品の特徴、そして次の画風の変化の楽しみを皆さんにご案内したいと思います。皆さんは何がキム・ソングン作品の特徴だと思いますか?いつも画伯と連絡を取り合い、通訳としての役割を担っている私としては、彼の作品の特徴が…

 

1.新しい素材・技法へのこだわり
2.作品に含まれた深い意味、広い宇宙観、そしてアーティストメッセージ
3.どこにもない風景、しかし誰もが楽しめる風景

 

ではないかと思われます。
自慢ではありませんが、私は日本国内で誰よりも早くキム・ソングン画伯の新作に出逢える人間です。いつもキム・ソングン作品に触れている私でも、新作に出逢うときは胸がドキドキします。

 

記念の1枚
第1回来日展にて(2008)

 

奥様の登場です!
キムソングン画伯の韓国個人展にて

 

韓国での楽しい時間

 

「今回の新作はどんな雰囲気なのかな。」
「今回の新作にはどんな素材が入ってるかな。」
そしてオープンしたキム・ソングン作品は、私の期待を裏切ったことがありません。いつも新しい素材、新しい構図の作品で、同じ色の作品同士でも違う味がするのです。

同じ空をテーマとした作品でもみんなその味が違う。

 

 

 

 

ベンチが一つ置いてあるだけで作品の意味や味は180度変わります。麦藁帽子や女性の帽子、そしてその帽子の向きによって作品の意味は変わります。キム・ソングン作品を鑑賞しながら、私が「不思議だな~!」と思ったのは、絵を見ているのではなく、一冊の小説を読んでいるような気がしていたからでしょう。

 

絵の構図、色、素材、素材の位置などを一つ一つ目で追いかけているうちに、鑑賞者はその作品に含まれているキムのメッセージを探す作業に自分でも知らないうちにハマってしまいます。それで、「これ、〇〇〇〇〇という意味かな? あの帽子は〇〇〇〇〇の意味だろう。右と左の空の色が違うのは〇〇〇〇〇だからだろう。」などと考えながら、鑑賞者は勝手に作った想像の羽を広げてしまいます。

 

しかし、どこにも答えはありません。作品の下にも、裏にも上にも正解はありません。「なぜ?」それは、最初から答えなんか存在しないからです。
アーティストの考えをはっきり伝えながらも、その考えで鑑賞者を拘束しない、これがキム・ソングン作品の最大の特徴で、ポイントではないでしょうか。もしかしたらキム・ソングン作品のファンの方々は作品を眺める度に素敵な小説を書いているのかもしれません。

 


韓国個人展にて、作品のサイズが日本国内の作品とは大分違うことが分かります。

 

 

 

 

↓これもキムソングン先生の新しいチャレンジ!?2008年韓国個人展にて。

 

 

 

 

このように、いつも私たちに作品を見た時の楽しみをプレゼントしてくれるキム・ソングン。次の作品スタイルは果たしてどんな感じでしょうか?

 
キムソングン画伯の話では、今までの作品とはまた全然違う、想像を超えた作品になるらしいですが、そもそも想像力が足りない私としてはいったいどんな作品が想像もつきません。この新作が、ついに今月、当ギャラリーで公開されます。いつも通訳を担当している私でさえもまだ、制作過程の苦労を把握しきれていない新作。キムソングンファンとしては当たり前のことですが、私もとても楽しみです!

 

それではみなさん。3月末のキム・ソングン画伯、第2回来日展を楽しみにしてください!!!