FCAアーティストから2012年賀状が届きました 1

新年のスタートである2012年1月のギャラリーは画家さんからの年賀状を展示しています\(^o^)/
昨年2012年は日本の画家さんを中心にご紹介した1年になりましたので、海外アーティスト達と少々御無沙汰になってしまいました(-_-)zzz
その分、今月は『年賀状』を通して、改めてフジムラコンテンポラリーアートの画家との思い出を語れる1カ月にできれば!と思っております。

 

本日は、フジムラコンテンポラリーアートの歴史をスタートさせてくれた韓国のアーティストの年賀状をご紹介します!
まずお1人目は、キム・ソングン先生です。青い空をメインに気持ちの良い作品を描く画家さんです。ソングン先生の昨年の活動としては、15年前からの構想の実現化が遂に…!

 
韓国のソウル郊外にある「キョンギドガピョン」というエリアの約1500坪の畑と山を利用して、「ガドゥルギ自然美術公園」を建てる計画が本格化しています。当ギャラリーもお客様と共に韓国ツアーを行った際、立ち寄った場所。素晴らしい大自然の中に、アートが混在し、日本では考えられないような大きなスケールのアート広場です。新作も楽しみにしたいところですが、この美術公園が完成するのも本当に楽しみですね(^v^)=☆

 

キム・ソングン先生の年賀状!
キム・ソングン先生の年賀状!

 

ソングン&キェファン&キェファン奥様からのご挨拶文
ソングン&キェファン&キェファン奥様からのご挨拶文

 

 

お2人目は、キム・キェファン先生です。緑の野原をメインに深呼吸したくなる作品を描く画家さんです。キムキェファン先生は昨年韓国にてグループ展&個展を数多く開催しており、作品制作に集中していたとのことです。

 
また、なんとキムキェファン先生の奥様も絵を描いています。実は、その奥様が韓国アート界でもかなりのご活躍だそうで、「負けていられない、頑張らなくては!!」と一言。相変わらず、ユニークでサービス精神旺盛なキムキェファン先生。フジムラコンテンポラリーアートではNo.1陽気な画家さんですが、作品制作中は「真剣?」なんでしょうね。いつか描いているところも見てみたいものです(^u^)

 

キム・キェファン先生の年賀状
キム・キェファン先生の年賀状

 

キェファン先生の奥様の作品
キェファン先生の奥様の作品

 

キェファン先生の切手!
キェファン先生の切手!

 

キェファン奥様の切手!
キェファン奥様の切手!

 

 

3人目は、キム・ミンヒ先生です。シルバーと韓紙との組み合わせで小さなオブジェを手掛ける方です。
キムミンヒ先生は昨年「ART VALLEY」にて個展を開催していらっしゃいました。「ART VALLEY」とは、韓国の国が支援している「アート村」です。ソウルからさほど離れていない場所にあり、敷地内を回るバスが出ているほど広いところです。建物そのものもまるでアートなので、同じ形のものが存在しません。
この「ART VALLEY」の中には、トイミュージアム、シアター、もありテーマパークのようになっています。アートに関しては、可能性のある画家を目指す学生や無名なアーティストを国と今既に有名なアーティスト達が支援しているので、建物ごとに若手のアーテイストから有名なアーテイストまで、幅広く楽しむことができる場所でもあります。

 

日本人では、昨年の11月に「草間彌生展」も開催されています。他には、バリエーションが豊かで「手作りのアクセサリー」や「韓紙を使ったランプ」などの立体的な作品から気軽に購入できるアクセサリーなどもあります。

 

またここは、国から特別な文化地域として認められており、アーティストに支援金も出る上、さらに韓国には『美術銀行』というものがある為、将来性のあるアーティストは国が”作品買い上げ”などを行う支援システムも存在します。ちょっと悔しいかな、日本のアート界にはないシステムのようです…。韓国のほうが国全体で“アートを広めていきたい”という考えが強いのかもしれません。「K-POP」がここまで日本に広まったのも、韓国政府の後押しがあったから…ともよく耳にします(私共も余り詳しくはありませんが。(-_-)/)

 
日本にも可能性のあるアーティスト達は数多くいると思います。残念ながら、個人では資金が足りないことなどにより、アーティストの道を諦めてしまわざるを得ない方もいらっしゃるかとと思います。なんとか支援するような温かいシステムが我が国にもできるといいですね…。

 

この「ART VALLEY」では、ミンヒ先生の個展が9月27日~11月3日まで開催されていました。その際に15作ほど新作を出展されていたとのことです。ミンヒ先生はデザインのアイディアが豊富な方ですし、その新作は大変気になりますね~(*^^)v

 
次に日本に新作が入ってくるとしたら、まずはフジムラコンテンポラリーアートで!とお話頂いていますので、その際はまた皆様にお知らせします(*^。^*)=☆☆彡乞うご期待!!!!!!!!!!

 

キム・ミンヒ先生の年賀状!
キム・ミンヒ先生の年賀状!

 

今年も、この韓国の3人のキム先生(ご本人のいらっしゃらない所で私達は”スリーキム”と名付けてました!)が、今後も活躍してくれることを期待したいですね\(^o^)/次回は、また別の国のアーティストの年賀状をご紹介したいと思います!お楽しみに。

キム・ミンヒ初来日展に参加して

私がキム・ミンヒ先生にお会いするのは、今回で2回目です。初めてお会いしたのは、「第2回、秋色の想い出作り韓国ツアー」で、サプライズのアトリエ(工房)訪問の時です。

 
数組に分かれ、先生から作業工程の加工方法や研磨方法を教えていただきました。また、全てでは有りませんが、訪問前に作成してあった作品を見て撮影しました。 記念として私を含め3名が、イニシャル付きネックレスをいただき、各々が先生との記念撮影を行いました。

 

先生からのネックレス

 

先生とのツーショット

 

アトリエ訪問の時の先生

 

2回目は去年の12月、先生の初来日展に参加した時です。先生がアトリエから作業工具と韓紙を持参してくださりまして、細かく教えていただきました。

 

キム・ミンヒ先生との再会

 

まるで大学の授業のような…

 

早速実習に挑戦を

 

始めに、小さく(10平方cm位に)切ってある韓紙の周りに、焦目を付ける作業を実践し、油紙にも火を付け違いを確認しました。韓紙の重ね方、銀のリーフ加工や接着方法、艶の出し方、ストーンとの会話から、イメージデッサンにまとめ、それらからパーツを作成し作品に仕上げる。ストーン等の組付け順序、等も教えていただきました。

 

韓紙の価格もそれなりに高額であり作品の完成イメージも重要であることが解りました。
先生の作品を購入した時に、スタッフから『韓紙の油紙は胡麻油を使っています』ということを 2度も聞いていたのに、再度、聞いてしまいました。(本当に聞きたかったことは椿油や菜種油等、他の油種ではダメなのかな?ということだったのですが…)。

 

沢山の資料を見せてもらいました

 

日本の宗教に、『万物には八百万の神々が宿っているので疎かにしてはいけない』との教えもあります。凡人の私にも修行を重ねればストーンとの会話は可能でしょうか?次回、お会いできたなら伺ってみたいです。
先生が初めて個展に出品された作品が掲載された冊子もいただきました。この冊子(パンフレット)にある作品についても教えていただき感謝します。
「カムサハムニダ」

 

今回もツーショットを

 

皆と一緒に

キム・ミンヒ、お客様との感動のワークショップ

こんにちは。フジムラコンテンポラリーアートの電気設備、パソコン関係、ネットワーク、通訳など、様々な事を担当しているチェ・ヨンジンです。今回は、キム・ミンヒ先生の来日展で通訳としての私が感じたことを皆さんにご紹介したいと思います。彼女のアートへのこだわり、インスピレーションなど、今まで紹介されなかったたくさんの情報が公開されます!

 

 

毎月ギャラリーの展示テーマが変わるフジムラコンテンポラリーアート、12月のテーマはキム・ミンヒ先生でした。
それに、なんと12月18日~20日は先生の初来日展!しかも、ただ作品を壁に飾るだけでなく、先生の実際のアトリエをそのままギャラリーに再現し、作品の制作過程を披露しながら、簡単な作業はお客様にも体験していただく、新しいスタイルの企画です。

 
12月18日午後5時半、キム・ミンヒ先生がギャラリーにその姿を現しました。簡単な挨拶後、先生はすぐ作業台の方に向かい、アトリエで使っていた道具を一つ一つ作業台に並べ始めました。

 

この箱の中に先生の秘密が!

 

珍しいストーンも初登場

 

先生のアトリエそっくりの作業台

 

テーブル2つ分の作業台があっという間に工具、韓紙のサンプルなどの様々な物でいっぱいになりました。物の配置も先生のアトリエとそっくりです。きっと、韓国のアトリエと同じ環境を作った方が効率がいいのでしょうね。

 
作業台のセッティングが終わって、次に先生がなさったのは、展示されている作品の「磨き」及び「光沢戻し」でした。来日展準備の際にスタッフが一度チェックした作品ですが、やっぱり先生の目には満足できなかったみたいですね。

 

作品の光沢戻し

 

ギャラリーを見回っている先生

 

韓紙の準備もバッチリ!

 

先生は自身の作品を展示会に出すことを「お見合いする」、お客様に購入して頂くことを、「お嫁に行く」と表現しています。作品一点一点をキレイにお手入れしている、そして作品を自身の娘や息子のように考える先生の姿から、作品への情熱と愛着を感じることができました。
3日間のたくさんのお客様方との出会いで、キム・ミンヒ先生が一番大事に考えたことは、お客様とのコミュニケーションでした。

 

「私は皆さんに私の作品をただ“かわいい飾り”として見て頂きたいのではなく、私の作品の中に隠れているメッセージを見つけ、楽しんで頂きたいのです。」
お客様と一緒に韓紙を燃やし、その偶然の効果をお客様に直接体験して頂くことで、お客様はキム・ミンヒ先生の作品をただ眺めることから、その制作過程を一緒に楽しむことができます。それに、お客様の質問一つ一つに対する丁寧で詳しい、分かりやすい説明で、お客様と先生の間には一層深いコミュニケーションやそれによる信頼関係が生まれます。

 

楽しい韓紙燃やし体験

 

まるで大学の授業のような…

 

火を扱う作業も披露します

 

既にご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、キム・ミンヒ先生はなんと26歳で教授になって以来、現在韓国内の大学の教授として講義活動を行っています。このように長い間大学で講義をなさっている先生にも、自身の作品に対する日本のコレクター達の質問は新鮮でした。以下は通訳の私と先生との会話内容です。

 

キム:
「今日ここにいらっしゃっているお客様って、工芸関係の仕事をなさっている方が多いですか?」

 

チェ:
「いや…詳しくは分かりませんが、工芸関係の方はいらっしゃらないと思いますけど…」

 

キム:
「そうですか。皆さんの質問…すごいですね。私の教えている学生よりも鋭い質問をなさってるんですよ。」

 

チェ:
「あれ、そうですか。先生の作品への興味があるからではないでしょうか。」

 
キム:
「それは嬉しいことですね。韓国のお客様とは雰囲気がだいぶ違って、ビックリしました。やりがいを感じますね。」

 

お客様の質問に答えている先生

 

 

ビックリゲスト、じゅん君!

 

そして、何よりも通訳の私を驚かせたのは、先生の技術でも、出来上がった作品のデザインでもなく、作品に対する先生のインスピレーションとこだわりです。

キム・ミンヒ先生は、作品を制作する前に、まずお持ちのストーンをテーブルにいっぱい並べて、じっと眺めるそうです。先生の表現では「ストーンと会話をする」ですね。ストーンとの会話で、すぐ作品のイメージが決まり、制作に取り組むことが出来るそうですが、残念ながら、すぐイメージが決まらなくて、何日も作品を作れずに、時間だけが過ぎてしまうこともあるそうです。しかし、いくら時間が過ぎても現実と妥協して、適当な作品を作る事だけは絶対にしないそうです。

 

先生から聞いたこの話を、私の目で確かめる機会が偶然訪れました。来日展2日目の休憩時間、先生の作品を眺めながら休んでいた私は、先生が何かを描いている事に気付きました。「何を描いているんですか?」と話かけることすらできないほどの集中力で描いていたのは、作品のスケッチでした。

 
先生は、新しい発想、デザインが閃いたときは、場所、時間にかかわらず、必ずそれをメモとして残しておきます。後で聞きましたが、この時もお客様との会話の中で新しいデザインが閃き、それを残すために一所懸命スケッチしていたそうです。先生の作品に対するこだわりが分かる瞬間でした。

 

先生のスケッチと作品の比較

 

インスピレーションの瞬間

 

スケッチは先生のアイディア・バンク

 

私は、通訳として様々なアーティスト先生とやり取りをしていながら、その先生や作風に対しては誰よりもよく理解していると自負していました。しかし、今回の来日展で、今までは全く知らなかったキム・ミンヒ先生の新しいところを見つけ、学ぶことができました。

 

これからも韓国のアーティストはもちろん、世界各国のアートをより深く探求し、アートの楽しさと感動を皆さんにお伝えしたいと思います。2010年も、キム・ミンヒ先生の作品、そしてフジムラコンテンポラリーアートの活躍をお楽しみください!