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北関東は平地の連続。
ようやく現れた峠道の出現、青森までの道は遠い、遠い!!

<長編レポート> 目指せ、青森! 其の2

  皆さん、こんにちは!富士山の冒険に続き、またとんでもない冒険のレポートを書くようになりましたチェ・ヨンジンです。私は夏休みの期間中、東京の家から青森まで自転車旅行に行ってきました。ちなみに私は年明けの頃、東京から伊勢神宮まで自転車でお参りに行ってきたことはありますが、今回東京―青森は東京―伊勢の距離(500km)の倍に達する約850km!しかも平野が多い東海地方とは違って山だらけの東北巡りです。今から皆さんに私の旅の生々しい中継をさせて頂きたいと思います。新幹線でもない、車でもない、バスでもない、自転車の旅…スタートします!敬語は省略します。何卒ご了承ください。
     

8月21日

8時、携帯の「夏の扉」アラームに目が覚めた。もう夏もほとんど終わったのに・・・そろそろ「風は秋色」に変えないと。

簡単にシャワーを浴びて荷物を片づけ、漫画喫茶を出た。飲み放題で2300円…恐ろしいほど安い。

9時、漫画喫茶の前のコンビニで簡単に朝食を済ませてスタート。全身が痛い…一日で100kmを走ったから無理もないだろ。でもお尻は思ったほど痛くない。良かった。

今日も相変わらず暑い。国道4号は昨日と同じく稲の田んぼしか見えない。

宇都宮市内に入ってから倉庫、工場と共に大型車がよく目につく。余り良いことではない。自転車ライダーにとって道路を走るトラックなどの大型車は大きな騒音、埃は勿論、その存在だけで威嚇になるからだ。

まぁ、今日も大型車が見えなくなるまでは歩道を走るしかないな。安全が第一だろう。

日差しは強いが、南風のおかげで走り難い程ではない。気持ちよく秋色の風を浴びながら前に進もうと思いながら、私はナビでルートをチェック、国道4号を北進した。

宇都宮市を通ってから約2時間、周りに工場もあまり見えなくなり、平和な田舎の風景が目の前に広がった。田舎の風は気持ちいい。まだ緑に飽きるほどではない。これからさんざん緑ばっかり見るだろ。緑は始まったばっかりだ。

14時、大田原で神社発見。軽くお参りしてまた走り出した。5円玉があってよかった。

旅二日目に入って思ったことだが、どうしても美味しいお店を探すことができない。そもそもナビに出てくるほどの美味しいお店は駅の近くにあるか、国道から離れた所にあるので国道の周辺で見つけられる食堂はほとんどがドライブインだけだ。

15時半、いきなり出てきた黄色い看板に視線をとらえられちゃった!!!! 「元祖九州ラーメン」、本当かよ。どうせお腹もすいたし、このラーメンでも食べようかと思い、自転車をとめてお店に入った。うわっ、意外と人が多い。ラーメンもなかなか美味い。店員さんにちょっと話をかけた。情報収集だ。

私「ここのラーメン美味しいですね。あの…店長さんは九州出身ですか?」

店員「いや、多分ここの地元の人だと思いますよ。」

私「じゃ、店員さんは?」

店員「私もです。」

わたし「そうなんだ…(どこが元祖九州ラーメンだ) あ、ここから郡山までの間の道はどうですか? 険しい峠とかあります?」

店員「峠があるのはあるけど…そんな険しくはないですよ。お客さんは…バイクですか?」

私「自転車ですけど」

店員「まぁ、行けるんじゃないですか(笑)」

店員さんの最後の話の余韻がものすごく気になる。でも優しい店員さんは水筒に水を入れることもゆるしてくれた。

果てしなく続く稲の田圃 安全運転と無事帰還を祈った ドライブインの割には美味しかったラーメン屋

訳の分からない、でも味は美味しいラーメン屋を出てまた走り出した。突然現れた高い陸橋…頑張ってみたが、自転車から降りて押すしかなかった。

陸橋の頂上に着いたら、目の前にはJRの東北本線が現れた。しかもちょうど電車が通るところだった。宇都宮で電車に乗ったら池袋まで乗り換えなしで行けるのに…と思いながら、ナビを確認した。もうすぐで栃木県も終わりだ。頑張ろう。

 

 
東北本線。 ついでにセルフ写真1カット  

17時、自転車のスピードを25km以上に維持しながら那須塩原を通過した。

18時、周りが暗くなってきた。でもまだ全然走れる。気になるのはまだ峠が出てないということ。

18時半、ようやく峠道が始まった。自転車の前輪と後輪のライトをつけ、富士山に持っていたヘッドライトもつけて夜のサイクリングに備えた。隣の車道には大型車の列が続いている。昼間には全然何にも感じなかったのに、夜の峠道を大型車と一緒に走るという想像をするだけで恐怖に巻き込まれてしまいそうだ。

もう周りは真っ暗。何も見えない。コンビニもない。人もいない。街路灯ひとつない峠道を走り、いや、自転車から降りて歩き始めた。

よくこんな所に住めるなぁ、無駄な高速道路作るより国道に街路灯でも立てろ、30日の選挙では国道に街路灯を設置するマニフェストのある党に投票してやるぞ、あ、俺は外人だから選挙権がないんだ、ラーメン屋のおやじ、どこが十分いける道だ、嘘付け等々のくだらない文句を一人で呟きながら黙々と前に進んだ。

20時、表示板が見える。何だろう。ヘッドライトを向けてみた。「福島県」と書いてある。やった。もうすぐ下り道だ。大型車にも負けないスピードで通り抜けてやるぞ。でもしばらくは登り道だったので、歩くしかなかった。

ようやく登り道の終わりが見えてきた。下り道の始まりだ。登りがあれば下りがあるという不変の法則に感謝しながら自転車に乗って走りだした。スピード計の液晶は50km。車の50kmは余りスピードが感じられないが、自転車の50kmはスリルと恐怖が同時に感じられるほどのスピードである。

ほとんどカーブもない直線下り道をあ~~~~~~~~~~~~~と叫びながら走りだした。どれだけ走ったかな、コンビニが見えてきた。まさに国道のオアシスだ。ファミリーマートに祝福あれ。

コンビニは人々でいっぱいだった。特に何か買物をするよりは文明を感じたくて、電気の光を浴びたくて、自転車から降りて約3分間コンビニ内をうろうろした。

一寸先が見えない峠道 福島県白河市進入

いいから街路灯はどこ?

国道のオアシス、ファミリーマート

21時半、白河市内を通過した。新幹線のとまる駅だからか、かなり賑やかな雰囲気だ。白河市内を20分ぐらい走ったら、またしも光のない峠道の再登場だ。疲れた…寝たい。もう恐怖も感じられない。

24時、やっと郡山駅の近くの漫画喫茶に到達。この漫画喫茶にもシャワー施設はついているため、シャワーしてコーラ一杯飲んで、気持ちよく寝ることができた。あ、その前にメゾン一刻2巻目読まないと。

走行距離:南宇都宮駅 - 郡山駅の近く(125km)