韓国ツアー:お食事編

フジムラコンテンポラリーアート韓国ツアー!!今回のレポートでは、満喫の韓国伝統料理編を、スタッフ鈴本がお届けします。

 

初日の夜は韓国宮廷料理
2日目の夜はサムゲタン
3日目の昼はソルロンタンを食べました。
では、それぞれをご紹介していきましょう。

 

まず、皆さん韓定食はご存知ですか?簡単に言えば「コース料理」で、宮廷料理と田舎定食、2つをミックスした伝統韓定食と3つの種類があります。
今回は高級韓国料理のフルコースといわれる『宮廷料理』をいただきました。宮廷料理はもともと李朝時代、王様が食べていた料理で、各地方から献上された最高級の食材を使った料理だったそうですが、現在はさらに豪華な内容になっており、食材本来の味を生かした素朴な味、彩りを考えた綺麗な盛り付けが特徴で、料理の数も30種を越えるものもあるそうです。

 

また、陰陽五行と呼ばれる儒教の思想を取り入れており、五味五色、つまり甘さ、辛さ、酸っぱさ、苦さ、塩辛さ、という5種類の味と、青は青野菜、赤は肉類、黄色は卵や味噌、白は米や淡色野菜、黒は胡麻や海草類といった具合に5つの色素を備え、栄養のバランスまで考えられています。

 

 

韓定食の「龍水山」
韓定食の「龍水山」

 

私達は『龍水山』というお店でいただきました。
このお店は海外の有名政治家や俳優などが多く通う店で、ソウルだけでも6店舗、ロサンゼルスにも1店舗あります。お料理の内容はまるでデザートのようなスウィートなカボチャのお粥が一番にきます。続いて水キムチ、青豆のゼリー、四色野菜の天婦羅、くらげと野菜の辛し和え、牛肉の野菜包、シンソルロ、チヂミ、開城式焼肉、ラズべリーティー、開城式のお菓子とお餅でした。

 

種類が沢山出てくると聞いていたので、食べきれるかという不安もあったのですが、一品一品の量が少ないのと、バリエーションの豊かさにより完食できました。私達日本人が聞きなれないこの「シンソルロ」というお料理は、韓国では人気の鍋で、牛肉、大根、人参、豆腐、白身魚、卵、クルミ、銀杏、松の実、椎茸、を牛肉のスープで煮込んだものです。味はとてもあっさり、椎茸のダシがよくきいていて、日本人が好きな味わいでした。

韓定食は、韓国の伝統料理を一度に味わえるものなので、是非皆さんも韓国に行った際には食べてみてください。

 

おいしくいただきました!
おいしくいただきました!

 

キムチとシンソルロ
キムチとシンソルロ

 

次々とお料理が運ばれてきます
次々とお料理が運ばれてきます

 

 

2日目の夜は『土風俗村』という韓国大統領ご用達のサムゲタン専門店で、サムゲタンを食べました。私達は予約をしていたのですぐ入れましたが、並んで待っている人たちが大勢いました。それだけおいしいお店なのだ、とさらに期待が高まりました。

 

サムゲタン専門店「土風俗村」
サムゲタン専門店「土風俗村」

 

サムゲタンは若鶏を一匹丸ごと使い、その鶏のお腹の中にもち米、高麗人参、なつめ、にんにく、栗、ぎんなん、鹿角(血液の循環促進)、ファンギ(強壮効果)といった漢方食材を詰めて煮込んだ料理です。

漢方のエキスによる滋養強壮に加え、ビタミンAやコラーゲンを多く含む鶏肉の美容効果も期待できるスープです。韓国では夏のスタミナメニューとして定番で、特に最も暑い時期にあたる3回の「庚の日」に食べる習慣があるもので、日本でいう「土用の丑の日」にうなぎを食べる感覚に似ていますよね。

 

味つけとしては、鶏本来の味を楽しむために薄い塩味が基本なので、添えられた塩と胡椒で自分好みに味を調節して食べます。私は、そのままの味でおいしく思えたので何も加えることなくいただきました。煮込んであるため、鶏肉はとても柔らかく、一匹丸まるの形で出されるのですがすぐにスプーンでもほぐれ、軟骨も今まで感じたことのない柔らかい歯ごたえでした。

解体しながら食べていく感じなので、まるで蟹を食べているときのように無口になってしまう瞬間が何度も訪れ、気づいたら全部食べていました。鶏を一匹食べたのは初めてだったので驚きでしたが、この一品で十分満足できました。

 

鳥を解体しながら食べました
鳥を解体しながら食べました

 

 

 

3日目のお昼は、『里門』というお店でソルロンタンを食べました。
このお店はソウルの飲食店許可番号第一号で、100年の伝統を誇るソルロンタン専門店です。人数が多かったこともあり、奥の座敷に通されたのですが、その途中にキムチを作るところがあったのでその現場も写真におさめてみました。

 

ソルロンタンの「里門」
ソルロンタンの「里門」

 

しばらくするとお兄さんがキムチを作り始めたので、観察していたら、なんと作り途中のキムチをくれました!!食べてみるとまだ酸味があり、後から辛味がくる感じでしたが、辛いものが苦手な私ですが得した気分になりました。

 

 

本題のソルロンタンは、牛の肉、骨、内臓、頭を大釜でじっくりと煮込んだスープに牛肉、ご飯、そうめんのような麺が入っているものです。牛一頭分の栄養が丸ごと入った滋養食としても親しまれており、韓国料理では珍しく真っ白で辛くないのが特徴です。

牛肉の臭みを出さず、旨みだけ残すためには、たっぷりの時間と手間が必要だといわれています。少しでも手を抜くと、すぐに臭みが出てしまう繊細なスープで、家庭ではなかなか作りにくいため、韓国でも専門店で食べる料理というイメージがあるそうです。

 

これぞソルロンタン!
これぞソルロンタン!

 

かなり食べまくりの3日間のようですが、お肉は煮込んでありますし、キムチをはじめ野菜料理が多いので、ヘルシーで健康にいい食事ができました。近くにありながら全く異なる食文化を持つ韓国。皆さんも韓国に行かれる際は参考にしてみてください。