ウレ・リトゲンの絵との出会い

「GOLDEN DAWN」と大屋様

 

 

自分がウレリトゲンの存在を知ったのは今から23年前、1986年、大学生の時でした。
当時の僕は(今もですが(笑))HM/HR(ヘヴィメタル、ハードロック)にハマっており、メタル愛好家の間では有名な某HM/HR専門誌を毎月発売日には本屋に走り、最初から最後のページに至るまで隅々まで読み、常に新しいバンドのチェックは欠かさない徹底振りでした。

 

その年のある号でZENOというバンドのデビューアルバムが紹介され、アルバムレヴューの点数は90点とかなりの高評価。興味をそそられた僕はすぐさまそのアルバムを購入しました。そこに収録されていた日本人の琴線に触れる美しいメロディー溢れる楽曲の数々は直ぐ様僕を虜にし、以来、現在に至るまでこのアルバムは自分の愛聴盤のひとつとなっています。アルバムのほとんどはリーダー兼ギタリストのジーノ・ロートが手掛けていますが、シングルカットされた「A Little More Love」という曲はウレのペンによるもので、プロモーションビデオも作られ、当時よくMTVで観た記憶があります。

 

激しさの中にも心を揺さぶる美しいメロディーが散りばめられているこの曲は僕を魅了し、この頃からウレリトゲンというミュージシャンに興味を持つようになりました。
残念ながらZENOはメジャーレーベルと契約したにもかかわらず世界的な成功を手にすることが出来ずにバンドは解散(現在はウレ抜きで再結成しています)。その後ウレは1990年に自身のバンドFAIR WARNINGを結成し、リーダー兼メインソングライターとして、数々の名曲を生み出し現在まで活動を続けています。ウレの作る曲は時に僕を励まし、癒し、勇気付けてくれるまさに生活の一部なのです。

 

そんなウレが画家としても相当な腕前であるということを知ったのは2006年発表されたZENO再結成第2弾アルバムのジャケットのアートワークを見た時でした。
ZENOの詩の世界を見事に表現した、ダイナミックで荘厳な雰囲気を醸し出すその絵がまさかウレの作品だと知った時は本当に驚きで、まさに天は二物を与えた!と感じました。
さらに今回、ジーノの兄であるウリ・ロートの新作のジャケットのアートワークを全て手がけ、ウリの楽曲に込められたスピリチュアルかつ希望に満ちたメッセージを表現したウレの絵は僕に大きな感動を与えてくれました。CDのアルバムジャケットのウレの絵を眺めながらウリ・ロートの新作を聴いているうちに、ウレの本物の絵を実際にこの目で観てみたい!という気持ちが大きくなり始めました。

 

そんな折、ひょんなことから、あるソーシャルネットワークサービスのトピックに横浜元町のフジムラコンテンポラリーアートでウレリトゲンの個展を開催していることを知り、初めてお邪魔させていただきました。

実際に観たウレの絵は想像していたよりも緻密かつ繊細で、どの作品も神秘的で希望に満ち溢れている素晴らしいものでした。絵の知識が全く無かった自分にスタッフの亀田さんは絵の種類から始まり、それぞれの絵に込められているウレのメッセージまでを親切丁寧に説明してくださいました。

 

今回のウレの作品は油絵のような1点ものではなく版画であること、そして実際に購入出来るということもその時初めて知りました。作品は観るほどに素晴らしく、是非自分の部屋に飾りたいという気持ちが大きくなり始めました。今まで部屋でCDのジャケットの小さいウレの絵を観ながら音楽を聴いていた自分が今度は実物大の本物のウレの絵を鑑賞しながら存分に音楽の世界に浸れるのかと思うと、想像するだけで気持ちが高揚し、思い切って購入させていただきました。
購入した作品は「GOLDEN DAWN」。一羽の鷹が黄金に輝く夜明けの雲に向かい飛んでゆく、希望に満ちた素晴らしい作品です。

 

作品は、2月中には届くとのことで今から楽しみにしております。我が家の家宝とさせていただきます!亀田さん並びに今回ウレリトゲンの個展を実現してくださったフジムラコンテンポラリーアートの方々、本当に有難う御座いました。