吉野公賀『絆シリーズ』のご紹介 2/2

前回までに、『絆』シリーズの前編 をご紹介させて頂きました。今日は後編です。お楽しみ下さいませ。

 

in the future~夢抱く頃~
in the future~夢抱く頃~

 

in the future ~夢抱く頃~ 

自分という個性と可能性やかに育つ幼木は、夢を抱くようになる。

誰もが一度は過ごした、希望に満ち溢れた未来を想像する幸せなとき。

この先の出会いに胸を高まらせ、夢見る時間を持てるのも、傍でそっと見守る存在あってのこと。

無邪気な私達を、微笑ましく見つめる人がいてくれたことを、取り囲む木々が思い起こしてくれる。

 

 

SATOSHI(諭)~新道~
SATOSHI(諭)~新道~

 

SATOSHI(諭) ~新道~ 

大人に近づくにつれて、だんだんと進むべき道が見えてくる。

数々の出逢い・別れを繰り返し成長していった中で、ただ無邪気に夢をみていた日々を振り返る日が必ず来る。

蒼い時代は終わりをつげるが、この先にはずっと広く新しい道が開けている。無限の可能性を感じながら、星の出を待っている若木。

新しい夜明けを待っている姿、それはまるで新世界を知った私達のようだ。

 

 

pride~誇り高く~
pride~誇り高く~

 

pride ~誇り高く~ 

私達が成長する過程では、時に厳しい世界を知ることもある。

思いがけない壁に当たった時、自我が崩れそうになる日もある。

それは樹が豪雨にさらされ、疾風迅雷に耐えしのぶ姿にも似ている。

しかし、誇り高くそにえたつ樹は、沢山の困難と立ち向かった者だけが見ることのできる景色を知っている。

自分だけが持つことのできる”誇り”は、試練を繰り返し乗り越えた時、初めて生まれる。

痛みを知った分、見えてくる景色も豊かになっていく。

 

 

Love~無償の愛~
Love~無償の愛~

 

Love~無償の愛~

空っぽの空に温かな光が届く。

すると涙がこぼれ、自然に優しい気持ちが湧き出てきた。

1人よりも2人、2人よりも5人ならば…世界はもっと素晴らしくなる。

無償の愛を悟った時、今までの景色は一変する。

 

 

SUEHIRO(末広)~父から受け継ぐもの~
SUEHIRO(末広)~父から受け継ぐもの~

 

SUEHIRO(末広)~父から受け継ぐもの~

大樹。それは万物の中でも与えられた特別な存在。選ばれし大樹は、次へと栄える。

種を残し、彼方へ続く大海原のような深い命。それは大地の中に張り巡らされる末広の根があればこそ。

 

 

輝いて~絆・光・そして未来~
輝いて~絆・光・そして未来~

 

輝いて~絆・光・そして未来~

寄り添い支え合う樹木は、一粒の種が大地を築いたことを表している。

小さな一粒の種が成長し、再び地に還るまでは、この惑星の歴史からするとほんの一瞬に過ぎない。

しかし、その命は次世代にも受け継がれていく。

やがてまた新しい命を宿すことになる樹木も、同じ空から恵みを受け、この広い大地を築いてくれた者たちの為に永遠の命を繋いでいく。

樹木は、種となり生まれた瞬間から大地をいう“絆”を受け取っている。

 


 

以上が、吉野公賀の代表作『絆』シリーズ11作です。

まるで絵本でも読むかのような滑らかなストーリーと作品。柔らかな中にも力強く生きる大切さと絆という言葉に秘められた命のリレーを感じさせる作品たちです。版画として発表し、今後も継続的にイベントなどで作品をご紹介してまいりたいと思います。

 

また、併せてポストカードの販売も行っております。これら11作と共に、その他の吉野作品をピックアップして合計16枚セット20絵柄を個性的なポストカードフレームに入れ、販売!! 売り上げの一部は吉野画伯の意向もあり、寄付をしています。 もし機会ありましたら、ギャラリーで実際にご覧下さいませ。