セサンバクロシリーズ紹介 3/10

今日は、セサンバクロ(日常の向こうへ)シリーズの第3弾を、ご紹介させて頂きます。以下、お楽しみ下さい。

 

少しずつ成長を遂げる物語の主人公(…それはあなた自身かもしれません)の様子を、作品を通じて、物語に目を通して、様々お感じ頂けますと何よりです。昨日は、「誕生の時」という作品をご紹介しました!本日は、第3章「新芽の時」をご紹介させて頂きます。

 

日常の向こうへ 新芽の時
日常の向こうへ
新芽の時

 

毎日が楽しくてたまらなかった日。
まだ小さなあなたの為に低く作られたブランコから、あなたは何度も大空を見上げましたよね。
そんなあなたを、家族は毎日見守っているのです。
どんな時も守ってくれるそういう存在が「家族」であり、その絆は太い木のように力強いのです。

 

シンプルなブランコとその大きな木。向こうに一部だけ見える小さな家。それは…我が家。いつも子供たちを見守れる距離にブランコは作られています。昔ながらの表現ですが、温かさが、優しさが、そこにはあります。それは、皆さんが昔…幼い頃に見守ってもらった両親からの愛そのものではないでしょうか?

 

キム・ソングン展『日常の向こうへ ―デペイズマンの世界―』は、4月29日(水)まで開催します。

セサンバクロシリーズ紹介 2/10

前回ブログに引き続き、好評開催中の企画展『日常の向こうへ ―デペイズマンの世界―』シリーズのベースとなった貴重な作品のご紹介をさせて頂きます。

 

今回は、ひとつの作品に対し、添えられたメッセージを毎日続けて公開したいと思います。昨日は、「現在ーいまー」という作品をご紹介しました!本日は、第2章「誕生の時」をご紹介致します!!!

 

日常の向こうへ 誕生の時
日常の向こうへ
誕生の時

 

まだ、あなたが誕生する前。
大切なあなたとの出逢いを心待ちにしている、あなたの大切な家族が真新しい麦わら帽子と共に、あなたに出逢えるその時を指折り数えています。
生まれてくる前から、あなたは特別な存在なのです。

 

この作品の特徴は、あなたの誕生を心待ちにする家族の存在と、その愛を表現しています。その一つが、詩にも具体的に登場した真っ白な麦わら帽子の存在。これを真っ白にすることで、あなた自身の無垢な存在を示しています。

同時に、背の高い白樺の木の上の方に、鳥の巣があります。ここには、あなたを迎える準備ができている事を示しています。子供の誕生は、どの国でも、どんな家族でも、どんな状況でも愛の証。幸せに満ちた瞬間を、この作品は表現しているのかもしれません。皆様の環境や立場に置き換えて、想像なさってみてください。

 

キム・ソングン展『日常の向こうへ ―デペイズマンの世界―』は、4月29日(水)まで開催します。

セサンバクロシリーズ紹介 1/10

本日より、キム・ソングン画伯が生涯のテーマとする「セサンバクロ」シリーズ の作品解説をさせて頂きます。

 

セサンバクロとは、韓国語です。意味は「日常の向こうへ」と訳しました。もともとは、「セサン」が「今、現在」という意味。「バクロ」が「向こう側」「今とは別の時間や場所」のような意味を持ちます。そこで、日本語にした際、違和感のないよう、「日常の向こうへ」と表現させて頂くことになりました。翻訳って、非常に難しいものですね…(;^_^A

 

そのセサンバクロシリーズは、キム・ソングン画伯のテーマであることは、フジムラコンテンポラリーアートのホームページでも複数回ご紹介させて頂いていますが、その原点となった作品が10作あります。
今日からその10作品ついて、ひとつひとつご紹介したいと思いますので、10回のブログを続けて楽しんで頂ければ幸いです!!まずは、第一章。セサンバクロシリーズ「現在ーいまー」です。

 

日常の向こうへ 現在 (いま)
日常の向こうへ
現在 (いま)

 

今から始まるこのストーリーの主役は、あなた自身です。
手を止めて、足を止めて、空を見上げてみてください。
そして、その目をあなた自身の心に向けて、静かにそっと覗いてみてください。すると、日常の生活の中に、あなたのこれまでを振り返るトビラがあり、その中は静けさと暖かさと優しさに包まれています。さぁ、そのトビラの向こうへ…。

 

作品をご覧頂いた際、ふたつの世界が存在するのがお分かり頂けると思います。ひとつは、そう今のあなたの目の前に広がる世界。もうひとつは、あなたの考える、想像する、振り返る、想いを寄せる世界…なのでしょうか。

2本の白樺の木に挟まれた世界は、あなたを誘う特別な世界かもしれません。『日常の向こうへ ―デペイズマンの世界―』は、4月29日(水)まで開催します。