2020年2~3月に開催したフジムラコンテンポラリーアート主催のSTEVE HALLMARK 2020『THE SEDONA』展には、作家のスティーブ・ホールマーク氏が2年3ヶ月ぶりの来日を果たしました!

その模様をまとめた来日展報告を段階的にご紹介しています。
本日は「中編」をお届けします!
すべて「木」で作られるスティーブ・ホールマーク作品

スティーブ・ホールマーク作品は、すべて「木」で作られています。
「木」と一口に言っても、種類は様々。
基本的に杉や松、かえでといったものですが、日本で生息するものとは幾分種類が異なり、多くはアメリカ北西部に生える木を使っています。

こだわりは幾つもありますが、最も珍しく世界的な評価の高いポイントが「古木」を使用するという事です。
「古木」……この説明も幾度となく作家から伺いましたが、命あるものの死に際を見据えた判断が必要な部分であるがゆえ、言葉そのものの意味を理解することはできますが…
12年説明を聞き続けた結果、おそらく作家の持つ深い経験に基づいた判断力のようなものは我々には理解できない感覚なのだろうということです。
自然に向き合いながら、そこから得たタイミングを見計らい伐採。
同じものが1つとして存在しない木々を活用して制作。

発想だけでは形に出来ないオブジェ。
やはり才能だけではない経験と感覚。
そして、人にはないアイデア。
様々、兼ね備わった結果、今の“スティーブ・ホールマーク”が存在し、スティーブ・ホールマーク作品が手に取れるということなのでしょう。
スティーブ・ホールマーク氏の、とある一面

当ギャラリーの看板犬じゅんは…非常に人見知りでシャイな性格で、すぐに親しい関係が築けないキャラクターです。
しかーーーーし…!
数年ぶりに再会したスティーブ・ホールマーク氏には…
すぐに仲良く、愛嬌をふりまき、かまってほしいサインを次々に出していきます!
スティーブ・ホールマーク氏の動物好きな一面が垣間見えるシーンです。

スティーブ・ホールマーク氏から作品が送られてきた際の箱に入る看板犬じゅん☆彡
梱包材は可愛らしい形をしており、日本では余り使われないタイプです。
通称:ピーナッツと言うそうです(笑)
そしてそして!
当ギャラリーにはお客様以外にも、いろんな方が…(^_-)-☆

「どうしてもスティーブさんに会ってもらいたい!」
なんてご近所のコレクター様が愛犬連れでご来店下さいました。
愛おしそうに可愛がってくれる仕草は、動物愛が溢れんばかりです。
なお、このスティーブ・ホールマーク氏。
若かりし頃、オオカミの子供を知人から譲り受けた経験があるそうです(何とも恐ろしいお話ですが…)。
最初は自然の血が流れるオオカミの本能が現れると、かなり大変な事態になったそうです…が、しっかり躾し、木の伐採で森に入る時には必ずついてきて、野生の動物から守ってくれていたそうです。
なかなか昨今、耳にしないお話ですが、実際にご経験された真実のようで、我々も驚いています。

よって、仔犬のような小型犬なら、心を射止めるのも容易い事なのかもしれません…。

お子様も同様のようで…
このお嬢さんに初めて会ったときは赤ちゃん(幼児)でしたが、今ではこんなに大きくなって!!!と微笑ましく抱いて記念撮影いたしました。

コレクターのお客様と記念撮影☆彡
写真の中のお2人は、完全に「友人同士」です。

たくさんの方がご来場くださったスティーブ・ホールマーク来日展でした。
次回は、来場いただいたお客様…ではなく、来場いただいた内藤貞夫先生についてレポートいたします!
▼FCA所属作家紹介:スティーブ・ホールマーク
https://www.fujimura-art.com/artist/SteveHallmark.html
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