のりゆき展 “描き手としての人生 その2”

手塚治虫を代表する作品『火の鳥』。
これを一緒に手掛けた人…それは現在開催中の作家「のりゆき」画伯です。

 

 

若い頃ののりゆき画伯は、あの手塚治虫先生に対し、色々と作品提言していたそうです(-。-)y-゜゜゜

 

こう説明すると、のりゆき画伯の偉大さを語るようですが、、、実情は、真逆の話です。若かりし頃の画伯は、手塚治虫氏が言わんとする主旨を心底理解できずにあれこれと意見していた…というのが正しい理解です。

 

よって、今、この瞬間に手塚氏と過ごした時間について尋ねると、、、
「今だから分かるんだよ。手塚先生の仰ってたことが…。」
「先生はね、空気を描け、空気を読め…というんだよ。」
「宇宙空間の中の空気、周りの存在…そんなの分かんないよ。」
「のりゆき君、君はね…技術ばかり磨きたがる。大事なのは何を描くか?なんだよ。」
このような会話を数多く交わしたのだそうです。

 

 

そうして今…のりゆき画伯は以下のように語ります。

「やっぱりね…手塚先生は偉大で別格だったよ。今だからすごく分かる。もう、神様が乗り移っててね…絵を描きながら眠ってたし、ご飯も食べてた。本当にすごい人だった。アイデアは無限にあるから、まだ描きたいものいっぱいあるって仰ってたよ…。」

 

荒れ狂う程の山のような締切に追われながら、いつも前向きで懸命でそれを重く感じさせずにいるような本物の神様だった…と。世界の手塚治虫と共に仕事し、そこで学んだものが脈々と受け継がれている。

 

これが今ののりゆき画伯でもあるのです。この経験も、のりゆき画伯の大きな1つの節目であります。

 

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