セサンバクロシリーズ紹介 9/10

キムソングン画伯のこの作品シリーズも、いよいよ終盤。あと2作で終了します!作品に込められた自分の子供への愛情と共に、両親への感謝、またずっと後世まで続く物語を、優しい気持ちで受け取って頂けたなら、何よりです。

毎日の喧騒の中では、誰かへの感謝や想い…改めて感じる時間が少ないものですから、このブログに目を通す短い時間だけでも、日頃、忘れかけていたものを思い出すきっかけになれば、嬉しい限りです!昨日は「新たな誕生の時」をご紹介しました!本日は、第9章「晩年の時」をご紹介します!!!

 

日常の向こうへ 『晩年の時』

日常の向こうへ
『晩年の時』

 

いつもとは違う形で見つめた青い空と白い雲。
それは日常の中のゆとりや安らかさか…と。
その中には家族がいて、支えあい寄り添うようにして、広い空、広い社会の中で真っ直ぐに生きています。
一人ではないことを改めて感じさせてくれます。
そして、この扇形は今までの過去を自分の手元に想い出として残していく…アルバムのような存在かもしれないのです。

 

日本にある美しい文化のひとつ、扇子。これを日本を訪れた外国人の方々がお土産として購入なさるのは、皆様もよく耳にするお話でしょう。しかし、これを絵画のモチーフにするのは、なかなか目にすることがないのではないでしょうか?

ですが、この物語にあるように、扇子の中をアルバムと比喩し表現するというのは、日本人としても非常に侘び寂びを感じる素敵な感性だと感じます。次は最終話です。どうぞお楽しみ下さいませ。

 

キム・ソングン展『日常の向こうへ ―デペイズマンの世界―』は、4月29日(水)まで開催します。

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