キム・ソングン来日展2016– 報告(6)

今回の報告は、2016年の新作を中心にお届けいたします!

 

 

 

Q1. 最新作「-セサンバクロー“安息”」の出来栄えをお聞かせ下さい。

 

『いや…実は相当な量の描き直しをしました。上手くまとまったな!と思いつつも、翌日見ると、いやまたもう少し…。正直、幾度ともなく、妻に相談したんです。キッチンにいる妻をアトリエまで呼び寄せて、作品談義開始です!!(苦笑)』

 

 

 

Q2. えっ!?奥様と長い時間作品会議???

 

『そうなんです。とても新しいテーマでしたし、技術的な挑戦も多かったです。 前回のテーマ“デペイズマン”もイメージは湧けど、筆が進まない…。難しい課題でもあるのですが、非常に自分らしく表現できるものもあり、藤村さんとお仕事すると、なかなか大変な境地に立たされますよ…あはははは。』

 

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(補足情報)キムソングン先生の奥様は、元アーティスト。美大を卒業しており、先生の良きサポーターでもある方なのです。ガピョンのアトリエを訪ねると、奥様が昔、制作した作品を眺めることも可能です(/・ω・)/

 

仲睦まじいお二人に、私達も温かな気持ちになりました!(=゚ω゚)ノ♥
仲睦まじいお二人に、私達も温かな気持ちになりました!(=゚ω゚)ノ♥

 

Q3. 他に苦労した点などありましたら、お聞かせ下さいますか?

 

『今回は今まで余り使わなかった色にも挑戦しました。“赤”はその代表例です。安息シリーズの“無題①”ですね!奥行きの表現、カモメの誘う様子、その向こうに広がる世界、そして何より、この赤い色。難しい挑戦でもありつつ、絶対仕上げたい作風でもありました。

最後は、“こんな作品ダメですよ!”なんて藤村さんに言われて返品されてもいいや!!!なんて思いながら、仕上げましたよ。あはははは…』

 

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確かに、斬新な作品NO.1でした。新しいキムソングン先生の世界観をも感じる絵柄にお色でした。想像以上でした。

ですが、藤村始めとしたスタッフ一同、感動しましたし、お客様方も大変!大変!感動なさっていました。皆同様に、赤が美しい。そしてこの斬新さの中に温かみや愛おしさがあると…新しいキムソングン作品を目の当たりにした驚き☆は、半端ないものでもありました。

 

『また、こんな素敵な額を合わせて頂き、嬉しく思います…』  by キム・ソングン画伯
『また、こんな素敵な額を合わせて頂き、嬉しく思います…』
by キム・ソングン画伯

キム・ソングン来日展2016– 報告(5)

今回の報告では、作品と来日についてお話を伺いました!

 

 

Q1.先生にとって「セサンバクロ(日常の向こうへ)」というテーマは永遠のものなのですね!?

 

『そうですね…。おそらく一生かけて続けていくシリーズだと思います。シリーズというより、私の作品そのものなのでしょう。』

 

 

Q2.久しぶりのFCAギャラリー来店。いかがですか?(6年ぶりです!)

 

『まずは、こんなに歴史的に振り返れるような作品展示、有難うございます。また、これらはお客様からお貸出し頂いた作品とのこと。驚きました。またとても嬉しく思います。

そして、懐かしいお客様の顔ぶれに、郷愁のようなものがこみ上げてきました。ですが、なかなかお名前が覚えられず、非常に申し訳ない気持ちです。』

 

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…と言いながら、先生、今回は個人的にお客様の名前とお顔を一致させるべく、ご自身でメモを取りながら対談していらっしゃいました(あっぱれです*。・“。・☆彡)

過去に出会った巨匠たちの中で、お客様の名前とお顔を覚えたくて、懸命にメモを取る作家がいたでしょうか!?!?

 

 

 

Q3.日本のファンはいかがでしたか?

 

『久しぶりにじっくり作品についてお話しする機会に恵まれましたが、皆さん、本当に楽しんでいらっしゃるのかな?なんて思う瞬間が実は何度もありました。でも、よく伺うと、作品について大変深く観察し、とても深く質問下さって…(*^。^*)』

 

そうなんです。まさに世界的に言われるシャイな日本人そのものなのです。作家さんの目の前にいると緊張しちゃって、固まるというか、聞きたいことが頭から飛んでしまうというか…(笑)

 

『そうですか。でも、緊張するほどのことでもないような???』

 

先生は、そう仰いますけど、我々から見たら偉大な方ですから、そんなものだと思います(*´Д`)

 

『しかし、温かなものをとても沢山感じました。嬉しい限りです。感謝申し上げます。』

 

キム・ソングン来日展2016– 報告(4)

前回の報告では、モチーフの「雲」についてたくさん伺いました(*^▽^*)今日は、キムソングン先生の描く「木」について少し伺いたいと思います★

 

 

Q1.先生はよく白樺をモチーフとされていますね!お好きなのですか?

 

『まず、白樺は自宅にもある木でとても馴染みがあります。白樺はその名の通り、地肌が白く美しいです。それに真っすぐ空に伸びるところが気に入っています。』

 

 

 

Q2.白樺は寒い地域にあるので、横浜辺りでは見かけません。そうそう!先生のアトリエ(ガピョン)には沢山見かけました…。素敵ですね!先生の仰る通り、細くても真っすぐ天に伸びる印象です。

 

『地肌が真っ白で美しいのは新しい木=若い木です(笑)。人間と一緒ですね!』

 

ーセサンバクロー“安息”『麗しき歌声・夢②』
ーセサンバクロー“安息”『麗しき歌声・夢②』

 

Q3.これ、今回の新作の中には、真っすぐではない白樺もあるようですが…?

 

『これは色々と考えて描いたものです。ご覧になった方は「ちょっと曲がってるのかな?」くらいでしょうが、私は“人生の曲がり角”を表現したく描いてみたものなのです。

時には辛い時、悲しい時、悩む時…ありますよね?でも、そこで乗り越え、再度進み始めた時、また新しい道が開ける…そんな時が人生には必ずあります。そういった意味を感じて描きました。』

 

 

小さな思いが少しずつ積み重なって、これらの新作「ーセサンバクロー“安息”」シリーズが生まれたのだと、とても理解できますね…(^◇^)